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新型コロナウイルス感染症拡大防止対策について

ゲストハウスハルの家は、新型コロナウイルス感染拡大防止に向けて、政府から発表された「緊急事態宣言」を踏まえ、下記のとおり臨時休業しますのでお知らせいたします。

臨時休業と再開について
2020年4月7日(火)から当面の期間
※臨時休業期間は緊急事態宣言が解除されるまでをめどとしておりますが、予約受付再開は状況により延長する場合があります。

ゲストハウスハルの家:臨時休業に至るまで
新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、いま私たちに何ができるのかを考えました。
いつ終息するともわからないコロナウイルスの脅威の中で生活をしなければならない都会の方々の状況を考えると、他人事とは思えませんでした。

特に小さなお子様をお持ちのご家族は大変お困りだろうと思います。私たちはそのようなお客様の気持ちに少しでも寄り添いたいと考え、一度はお客様をこれまで通り受け入れようと考えていました。しかし、各方面の情報を集めてみると、私自身が抱くお互い様の精神や人助けの気持ちだけで判断するのは軽率で、大変危険なのだということがわかってきたのです。

まず私たちが運営する「ゲストハウスハルの家」は、奄美大島に所在を置いているため、宿泊を希望されるお客様は奄美大島に渡航する必要があります。この時、お客様は駅や電車・バスなど、交通機関を利用する過程で、他人との接触を余儀なくされるばかりか、飛行機に搭乗する場合はさらに感染リスクが高まってしまうと考えました。「飛行機の機内は、厚生労働省が感染リスクが高まるとしている、密閉・密集・密接の「3つの密」の条件がすべて揃ってしまい、大変危険なのではないか?」飛行機の感染リスクについて、私たちは正しい判断ができる立場にありませんが、渡航する子供たちを「3密」の危険にさらすのは、本末転倒だと、スタッフの間でも随分議論しました。また奄美の医療体制についてですが、奄美群島には「感染症指定医療機関」として指定された病院はありません。次に第二種感染症指定医療機関の指定病院は、奄美大島の県立大島病院となっており、感染症病床は4床、結核病床15床です。その他、徳之島徳洲会病院には結核病床が1床あります。つまり、奄美群島全体の感染症病床数は、すべて合計しても20床ということになります。
奄美群島の人口約10万5千人に対して、20床の感染症病床数が十分かどうかについて、都会の病床数と比べるのは無理があるかとは思いますが、もしも奄美でコロナウイルス感染が拡大したり、治療が必要になった場合を考えると、地元でも不安の声があるのが現実なのです。このことから、いま、私達「ゲストハウスハルの家」が、お客様に安心安全な宿泊を提供できるはと問われると、万全とは言い難い状況であるとの結論に至ったのです。

私達は「ゲストハウスハルの家」に宿泊されるお客様に、奄美のゆったりした時間と空間を心ゆくまで楽しんでいただきたいと思っています。
しかし、それは「命と健康を守ることが大前提」であるべきだと考えております。
そんな中、政府が2020年4月7日(火)に緊急事態宣言を行いました。そこでの発言にもあったのですが、外出の自粛を徹底し、他人との接触による感染を抑制することが、この危機を乗り切るために最も効果的な感染拡大防止対策であるとのことでした。また、「地方への移動は厳に控えていただきたい」「(高齢者などの)感染リスクを高めることのないようお願いします」との発言もありました。これを受け、そうであれば私たちは、宿泊の受け入れを継続することで結果的にお客様の感染リスクを高めてしまう可能性を否定できず、今は、お客様を受け入れるべきではないと考えを改めたのです。

以上のことから、「ゲストハウスハルの家」は、臨時休業することを決定しました。再開は、緊急事態宣言解除を目安にするつもりですが、コロナウイルス感染の収束、社会情勢を見ながら、スタッフで話し合いながら決めていきたいと考えております。

お客様や地域の皆様におかれましては、大変ご不便ご迷惑をお掛けいたしますが、何卒ご理解を賜りますよう、お願い申し上げます。

ゲストハウスハルの家運営会社
奄美メディアステーションHD㈱
代表取締役社長 常田圭一